桂宮治を落語家へ転身させたのは上方の爆笑王・桂枝雀?

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桂宮治を落語家へ転身させたのは上方の爆笑王・桂枝雀?

2022年1月から、人気テレビ長寿番組「笑点」の大喜利レギュラーメンバーを務める、落語家・桂宮治さんを紹介します。

 

化粧品実演販売のセールスを経験しており、その頃はトップセールスとして活躍していたそうです。
その職を捨て、31歳で落語家への道を目指した経歴を持つ異色の落語家です。

 

なぜ落語家へ転身したのか、高座での芸風などついて情報も紹介しています。
目下、大活躍中の落語家であり、令和の爆笑王を目指し日々芸歴を重ねています。

 

桂宮治の経歴

桂宮治さんの経歴を紹介します。

1976年
東京都品川区生まれ

1994年
東京学園高等学校卒業
卒業後は演劇の道を目指すが、生計のため化粧品会社へ就職

2007年
結婚
結婚式当日、会社を辞めることを宣言

2008年
三代目・桂伸治に入門、前座となる

2012年
二つ目へ昇進

2021年
真打昇進

2022年
笑点大喜利レギュラーメンバーとなる

2023年
自叙伝『噺家 人嫌い』(扶桑社)を出版

 

かなりの高収入を得ていた職を捨て、落語家への道を選んだ理由は何だったのでしょうか。
かつて芸能の道を目指していた頃の想いが再燃したのでしょうか。
今は亡き上方落語の桂枝雀さんの落語との出会いが、桂宮治さんの進路を決めたそうです。

 

 

桂宮治のプロフィール

桂宮治さんのプロフィールです。

名前 桂宮治
読み かつらみやじ
本名 宮利之
生年月日 1976年10月7日(48歳)
出身地 東京都品川区
職業 落語家
師匠 三代目・桂伸治
所属 公益社団法人落語芸術協会

 

桂宮治さんは2008年、桂伸治門下へ入門しています。

入門当時の収入はセールマン当時と違って激減するのですが、新婚間もない奥様の支えがなくては落語家修業はできなかったでしょうね。

2012年3月より二つ目に昇進し、10月にはNHK新人演芸大賞 落語部門大賞を受賞しています。
若手の頃からその実力を高座で発揮しています。

 

落語の世界へ導いたのは、桂枝雀さんの動画!

具体的な計画もないまま、結婚式当日退職宣言してしまいます。
高収入であった化粧品のセールスを続けるなか、本当にお客様を幸せにできているのか疑問を持ち始めたからだそうです。

 

それにしても思い切った決心ですよね、結婚式当日に宣言するなんて。

 

30歳の時、関西の爆笑王と呼ばれていた桂枝雀さんの落語に出会います。
YouTubeで見た、人生初めての落語だったとか。
この落語に衝撃を受け、噺家をめざすことになりました。

 

2007年12月、師匠探しのさなか国立演芸場で三代目桂伸治師匠の高座に、一目ぼれします。
翌年に正式に入門、落語家修業が始まりました。

 

桂宮治は令和の爆笑王を目指す?

2021年の真打昇進からわずか一年で、笑点大喜利のレギュラーメンバーに抜擢されました。
所属する落語芸術協会では29年ぶりの5人抜き抜擢真打であり、その1年後には笑点レギュラーとなっています。

 

今、一番勢いがある落語家ではないでしょうか。
高座ではサービス精神旺盛で、来場したお客様に笑ってもらい幸せな気持ちになってもらいたい、との想いで高座を務めているようですね。

 

化粧品会社で実演販売の経験を重ねていくうちに、話術を身につけていったのでしょうか。
前座の頃から高座ではヒカルものをもっていたそうです。

 

桂宮治の芸風、これからは?

日曜日の夕方、人気テレビ番組「笑点」を見ながら、「さあ、明日からも頑張るか!」と明るい気持ちになるのは私だけではないでしょう。
笑点は明るくなければいけませんよね。

 

その雰囲気にピッタリのメンバー揃いですが、桂宮治さんのキャラは私たちをほっこりさせてくれます。

 

高座では、滑稽話や人情話、怖い話と幅広くこなし、お客様をしばしの間幸せにしてくれます。
2012年、二つ目に昇進するやNHK新人演芸大賞 落語部門大賞を受賞しました。
その後も若手が受賞する数々の賞を手にしています。

 

しばらくは令和の爆笑王めざして快進撃が続きそうですね。
お客様を幸せにする滑稽話やしんみりさせる人情噺、全神経を使うような大ネタなどにも挑戦していくことでしょうね。

 

これからも目が離せませんよ!