2023年11月上席より二つ目に昇進、2024年1月には二つ目昇進披露公演を開催した今注目の女流落語家・鈴々舎美馬さんの紹介です。
前座の時にBS笑点に出演し注目され、目下売り出し中の噺家です。
二つ目昇進を知らされたのは2023年4月1日。
「今日はエイプリルフールだし?」と思ったかどうかはわかりませんが、師匠・鈴々舎馬風さんから楽屋で伝えられたそうです。
「長かったな、頑張ったな!」と、厳しい師匠からやさしい表情で祝福を受けたとのこと。
鈴々舎美馬のプロフィール
鈴々舎美馬さんのプロフィールです。
高座名 | 鈴々舎美馬 |
読み方 | れいれいしゃみーま |
出身地 | 神奈川県相模原市 |
出身校 | 桜美林大学 |
師匠 | 鈴々舎馬風 |
所属 | 落語協会 |
出囃子 | JUDY AND MARYの『そばかす』 |
2016年、桜美林大学を卒業時に落語への道をあきらめ就職しました。
大学時代に縁ができた鈴々舎馬るこさんに声をかけられ、落語界へ同行する機会に恵まれます。
やはり夢は捨てきれなかったようです。
鈴々舎馬るこさんの後押しもあって、2018年両親とともに挨拶の為鈴々舎馬風を訪ね入門を許されます。
鈴々舎美馬の落語との出会いは大学での落語研究部
鈴々舎美馬さん、中学高校と吹奏楽部に在籍しトランペットを吹いていました。
人見知りな性格にもかかわらず、一人で演じる落語に挑戦したユニークな人物のようです。
桜美林大学入学時、吹奏楽部に入部するつもりが説明会の日程を間違え、縁あって落語研究部へ入部してしまいました。
先輩たちが、着物姿で扇子、手ぬぐいを使い、面白おかしく光景を表現する様子が新鮮に見えたのでしょうか。
すぐにのめり込みます。
高座名の名付け親は?鈴々舎美馬と命名したのは師匠のおかみさん
2018年2月に10代目・鈴々舎馬風に入門しています。
前座名は鈴々舎美馬と名付けられました。
小さい頃から人見知り、これでは噺家としてはマイナスと考え、見習の頃からコンセプトカフェの店員をやっていたそうです。
接客の経験で人見知りの性格はクリアできたのでしょうか。
今では、古典落語と新作落語のいずれにも挑戦して高座に臨んでいます。
高座を重ねるにつれて鈴々舎美馬の落語が出来上っていくことでしょうね。
鈴々舎美馬は人見知りの性格なのに女流落語家に?
大学時代、全日本学生落語選手権に出場しています。
優勝こそ逃していますが、2度の入賞実績を誇っています。
在学中、高齢者施設などで落語を披露し、その活動ぶりはテレビ取材を受けるまでになりました。
卒業後、一度は落語家への夢をあきらめ就職しました。
その夢を捨てきれず、1年後には両親とともに馬風師匠に挨拶にいきプロの道へ。
2018年2月、10代目・鈴々舎馬風に入門。
馬風門下では、弟子の高座名は師匠のおかみさんが命名してくれるとか。
2019年、高座名を「鈴々舎美馬(れいれいしゃみーま)」と命名され、前座となりました。
鈴々舎美馬の青春は落語に捧げた!
大学入学時に落語に魅せられ、ずっと落語とともに時を過ごした青春だったようですね。
6年間の前座修行中にはコロナ禍もあり、それでも頑張って二つ目昇進を果たしています。
二つ目昇進落語会のPRも兼ね、出身地相模原でのストリート落語をやってのけました。
その緊張はたいへんなものだったでしょうね。
ストリート落語をやろうと思いついただけでもすごいことですよね。
もっとも落語の始まりは、このストリート落語に似たスタイルで京都のお坊さんが始めたようですからね。
「いろいろ挑戦しなさい、芸はあとからついてくる!」が馬風師匠からの言葉だそうです。
この教えが、新しいことに挑戦する背中を押してくれているのかもしれませんね。