2023年5月5日、立川流の唯一女流落語家・立川こはるが真打に昇進します。
落語立川流に女性で初めて入門したのが立川こはるです。
真打昇進を機に、立川小春志(こしゅんじ)と改名します。
師匠である立川談春は、テレビドラマ『下町ロケット』で経理部長役を演じ話題になった噺家です。
修業の厳しさで知られる立川談春の門をたたき、17年間を要して晴れて真打昇進となりました。
この記事では、立川小春の経歴、プロフィールを紹介します。
併せて、学歴と芸風についての情報もお届けします。
立川こはるの経歴
1982年
東京都港区で誕生。
1989年
港区立青南小学校入学。
1995年
青山学院中等部・高等部へ進学。
2001年
東京農工大学農学部へ進学。
落語研究会に所属し、2年生の時談春の落語と出会い衝撃を受ける。
卒業後、大学院へ進学するが1年で中退。
2006年
3月、立川談春に入門。
2012年
二つ目へ昇進。
立川こはるさんは、5月5日に落語立川流で初めて女性真打に昇進します。
昇進を機に、師匠が名付けた「小春志」と名を改めます。
大学2年生の時、談春の落語を観て衝撃を受けたことが入門のきっかけとなったようです。
昇進披露興行は10月からになっており、豪華なゲスト陣が出演予定だとか。
立川こはるのプロフィール
立川こはるさんのプロフィールです。
名前 | 立川こはる(立川小春志に改名予定) |
読み | たてかわこはる(たてかわこしゅんじ) |
生年月日 | 1982年10月27日(40歳) |
出身地 | 東京都港区 |
出身大学 | 東京農工大学 |
入門 | 2006年3月 |
師匠 | 立川談春 |
所属 | 落語立川流 |
職業 | 落語家 |
立川こはるさんは、生物学を学ぶため東京農工大学へ進学しています。
大学進学までまったく縁がなかった落語でしたが、落語研究会に在籍することになり、落語が持つ魅力に惹かれていきます。
初めて聴いた立川談春の落語にのめり込んでしまいました。
このことが縁となり進学した大学院を中退し、立川談春の門をたたき落語家の道を歩み始めました。
立川こはるの出身大学は?
立川こはるさんは、青山学院中等部・高等部を卒業後、東京農工大学へ進学しました。
好きな生物学を学ぶための進学でした。
さらに、大学院へ進学しトビムシの研究に没頭していたそうです。
一方、大学進学後は落語研究会に入部し、落語への興味も深まっていったとのこと。
好きな生物学の研究と落語研究会の両立をめざしましたが、1年で大学院を中退し立川談春門下となりました。
立川こはるの芸風
遅くなりましたが、本日、家元の命日に真打昇進発表と相成りました事をご報告、御礼申し上げます。
来年5月5日に昇進させて頂きます。
今まで沢山の方にご指導、応援して頂き感謝致しますと共に、気を引き締めて精進しますので今後とも宜しくお願い申し上げますhttps://t.co/FY7U3eIB5M— 立川こはる (@koharunokai) November 21, 2022
立川こはるさんは、5月5日の真打昇進を機に「立川小春志(こしゅんじ)」と改名します。
昇進は2023年7月に師匠から告げられ、立川流では女性初めての真打誕生となります。
入門以来ボーイッシュな容姿で、化粧っけなく男着物で通しているそうです。
女性らしさに頼ることなく、声をトーンを低くして男同士の会話をさりげなく演じます。
師匠の呼吸をまねて修業を重ねるうちに、声が低くなってしまったとのこと。
大師匠の立川談志が1年間、立川こはるが女性だった気づかなかったエピソードは有名な話しです。
持ち味の低音に加え、得意のこっけい話を江戸っ子らしく、テンポよく演じていくのが持ち味となっています。
登場人物が男だけの噺でも、それを違和感なくやってのける女流落語家の道を目ざしています。