蝶花楼桃花が真打昇進、笑点大喜利に初登場

人気落語家

2022年9月、蝶花楼桃花が長寿番組「笑点」大喜利に出演しています。

女性落語家としての大喜利参加は番組史上初めてのことでした。
休養中であった6代目・三遊亭円楽の助っ人してのゲスト出演でした。

2006年、春風亭小朝に入門し、2011年二つ目昇進を経て2022年3月に真打に昇進しています。
真打昇進を機に、「春風亭ぴっかり」から「蝶花楼桃花」と改名しています。
3年ぶりに蝶花楼の亭号が復活することとなりました。

今後の活躍が期待されますね。

 

蝶花楼桃花は男社会の落語界に自然体でのぞむ

蝶花楼桃花は「笑点」大喜利に回答者として、女性初の出演を果たし話題となりました。

落語界では未だ女性の数は少なく、男社会の慣習が色濃く残っているようです。
女性落語家の歴史は未だ浅いので、ベテラン女性落語家はわずかな人数です。

最近は東京と同じように、大阪でも女性落語家の活躍が目立ってきており、
今後存在感が増してくるでしょうね。

蝶花楼桃花のプロフィール

名前 蝶花楼桃花
読み ちょうかろうももか
出身地 東京都
生年月日 1981年5月13日(41歳)
血液型 AB型
所属 落語協会、東宝芸能
出囃子 仙桃(作曲・春風亭小朝)

女性落語家が少ないことは承知しており、女性落語家としての将来はどうなるか未知数とのこと。
おばあちゃん落語家をめざして奮闘する決意のようです。

 

蝶花楼桃花の経歴

1981年5月
東京都に生まれる

1997年
実践学園高等学校入学

1999年
尚美ミュージックカレッジ専門学校入学

2006年11月
春風亭小朝に入門、翌年前座となり「春風亭ぽっぽ」が前座名

2011年11月
二つ目昇進、「春風亭ぴっかり☆」と改名

2022年3月
真打昇進、「蝶花楼桃花」に改名

蝶花楼桃花は、子供の頃からミュージカル女優に憧れていたそうです。
アイドルにも憧れ、年齢をごましてAKB48のオーディションを受け、年齢がばれて
最終選考で落とされた経験も持っています。

ミュージカル女優をめざし劇団研究生だった時、カリキュラムで落語に触れ、
落語界に飛び込んでいます。

 

蝶花楼桃花の落語活動は女流落語家の新しいイメージを創り出す

蝶花楼桃花は2011年に二つ目に昇進し、翌2012年には平成24年度NHK新人落語大賞に出場、予選通過を果たし決勝戦に進出しています。

その時の演目は「反対俥」でした。
2016年は演目「湯屋番」で、2020年には演目「権助提灯」で決勝進出となり話題を集めています。

その後も、独演会、全国ツアー、海外公演と若手としては積極的に落語活動を展開。
「笑点」若手大喜利をはじめとするテレビ出演、女優として舞台や映画にも出演するなど、マルチな活動を展開しています。

 

蝶花楼桃花の出囃子は、真打昇進後「仙桃」に変更

二つ目までの出囃子は「あの町この町」でした。
真打昇進を機に、師匠・春風亭小朝作曲の「仙桃(せんとう)」に変更しています。
国立演芸場で開演された真打披露興行で初めて披露されています。

師匠から、蝶花楼桃花に5月13日に誕生日祝いとして贈られたそうです。

 

 

蝶花楼桃花の落語は古典落語が中心

蝶花楼桃花が高座でかける演目は古典が中心です。
古典落語は、ほとんど男性が主人公の噺になっています。

女性落語家には新作落語を手掛ける人も多いようですが、あえて古典落語に挑んでいます。
修業時代の苦しい日々は、数少ない同期入門の女性落語家と励まし合った、とか。

今後は新作にも取り組むでしょうが、本人は「基礎をしっかりやらなきゃ!」と決意も新たに高座に上がり続けることでしょうね。